学校建設を起爆剤とする住民参加型の農村開発事業
事業内容
概要
民主化に向けて大きく踏み出したミャンマーですが、国内には数々の問題・課題が山積しています。その一つが教育問題です。特に農村部での教育環境は劣悪で、教師の不足、校舎の老朽化、貧困による多くの中途退学者など、構造的な問題を抱えています。
そんな状況の中、教育問題の解決のために当会が2013年から取り組んでいるのが学校建設事業です。古くから友好的な親日国であるミャンマーが、教育の充実により発展を遂げ、明るい未来が築かれることを切に願うものです。
これまで当会が学校建設を行った場所(90校)
ミャンマー・イラワジ管区

実施期間
2013年6月~2020年5月(7年間)
学校建設数
90校
受益対象者
5歳から15歳までの学童・学生そして村人約150,000人
これまでの総事業費
約11億2千万円
学校建設の様子
どこの村でも子ども達の未来のために村人は団結し、総出で労働奉仕を行います。基礎を作ったりセメントを運んだりしている様子です(イラワジ管区・ガトガマ村)。



新設校の事例
イエレータウン校


インカワ校


ザチェ校


持続可能を目指して
この事業では単に校舎を建設するにとどまらず、必ず村人主導による農村自立のための開発事業を行います(出資も村人達自身)。
これは将来にわたって学校運営を持続させるためのものです。村人達は知恵と労力、そして貧しいながらもお金も出して、その地域の特色を生かした事業を行います。例えば、もみ殻による発電、学校農園、脱穀事業、運搬の請負、小規模の橋を作って通行税を徴収するなどです。そうやって得た収益により、先生の給料、学校のメンテナンスを行い学校を維持していきます。