自立を妨げる『悪循環』

ミャンマーの人口の約1/4 は貧困層

当会が長く活動する国のひとつであるミャンマーは、国際連合により、後発開発途上国(Least Developed Country)として認定されています(国連開発計画委員会、2018)。近年の経済発達により、都市部では開発が進んでいますが、地方ではまだ多くの人々が貧困の悪循環に妨げられ、自立への道へと進めていません。現在、小学校の就業率が81%と報告されており、ミャンマーの子ども5人に1人は学校に行っていません。貧困により、両親が学校に送るお金がなくり、家計を助けるために児童労働に従事している子どもも多くいます。一度は入学したけれども、家庭の事情で途中から学校に通わなくなり、そのご卒業できない子どもたちもいます。現在、ミャンマーには21,000人以上の子どもたちが児童労働に従事しています。教育を受けれない子どもたちは、十分に勉強することができないだけではなく、コミュニケーション能力、チームワーク力、分析力、問題解決能力など、社会において必要なスキルを身に付ける機会がありません。

れんげ国際ボランティア会(Artic)は、このような悪循環を断ち切り、教育・福祉に関する活動を行い、人々の自立を支援する認定NPOです。

貧困から抜け出す方法を、人々とともに考え、実行に移しています。

NPO法人れんげ国際ボランティア会は、アジアの困窮する人々の生活や教育の向上を願い、

自立のための支援活動を行っています。一時的な救済の手を差し伸べるだけでなく、

どうすれば村の人々が主体となり、貧困の悪循環から抜けだし、心身ともより豊かに成長できるかを考えています