松下幸之助物語読書感想文コンクールとATA発足説明会

ミンガラバー!

皆様こんにちは、人材育成センターから工藤がお送り致します(*^-^*)

 

12月11日(土曜日)、ミャンマーに来て初めての行事がありました。

本日は当日の様子をお送り致します♪

 

今回の行事は二部構成で、前半は読書感想文表彰式、そして後半はARTIC Teacher’s Academy (アルティック・ティーチャーズ・アカデミー(ATA)) の発足式を行いました。読書感想文コンクールは、パナソニック様、そしてPHP様と協働し、パナソニック株式会社創業者である『松下幸之助』の自叙伝である『松下幸之助物語』を題材に、当会の図書館運動の一部として行いました。例年は、学生向けの読書感想文コンクールを実施していますが、去年はコロナで学校が閉まっていた為、先生を対象に実施しました。そしてATAは当会の人材育成プログラム(HRDP )の卒業生が主体的に、研修で学んだことを他の先生方にも研修できるようにと立ち上げた組織です。当日にはイラワジ管区各地から総勢56名もの先生方と教育関係者が当会の研修センターに来られました。

 

 

9時から受付開始の予定でしたが、先生方は8時半頃に集まってこられました。

受付をする先生方

ミャンマーの先生達は、日本と違い制服(白いシャツまたはブラウスと緑のロンジ―)があるので、先生方が勢ぞろいすると、統一感がありとてもかっこいいです。

 

開会の様子
開会の様子

10時開演まで、先生方はセンターを見学したり、図書館で本を読んだりして待っておられました。ミャンマーの学校には図書館があることが珍しく、本を読むことに慣れていない人も多いのですが、このように先生たちが本を読んでいる姿をみると、とても嬉しくなりました。

 

10時、時間通りに開始。

進行役のHungKee(ホンギ―)が注意事項と本日の流れを説明し、当会プロジェクトディレクターの平野が開会の辞を行いました。先生たちは話を真剣に聞き、自分たちが今日ここに来た理由を改めて感じていました。

 

開式の辞を述べる平野の様子

そして、読書感想文コンクールの協賛社である、パナソニック株式会社のCSR・企業市民活動部長福田里香様からの祝辞を頂きました。新型コロナウィルスの影響により、残念ながらミャンマーにはお越し頂けなかったのですが、メッセージを受け取った受賞した先生たちは一層喜びをかみ締めていました。

 

 

読書感想文コンクールは、例年生徒達を対象に行っていたのですが、今年はコロナ禍の影響で学校が長期間閉まっており、生徒たちが本を読む機会を得ることができず、対象を先生に変更し実施しました。ARTICが2013年から協働している学校(ARTIC家族校)やHRDPに参加した先生方から90名の先生がコンクールに参加し、10名の方々がパナソニック賞、PHP賞、ARTIC賞などを受賞しました。今後、更に教員として精進されることを願って、副賞としてタブレット、ソーラーランタン、時計なども授与されました。

 

 

賞を受け取る先生

そして、賞を受賞した先生の1人に自ら書いた感想文を朗読してもらい、『松下幸之助物語』からの学びを会場の全体で共有しました。

先生たちは、Panasonicの創業者である『松下幸之助』の素直な心、熱意のある心、諦めない心の重要さを学び、個人個人の生活、そして学校発展にこの学びえを反映させ、ミャンマーの教育改善に取り組むと宣言していました。

休憩をはさみ、後半の部。

ARTIC Teachers Academy(ATA)の発足説明会を引き続き行いました。

ATAは当会が行っている教師研修制度( HRDP)に参加した先生のOB・OGからなる先生同士で行う研修(Peer Training) を促すための仕組みであり、その仕組みを資金的にバックアップする基金です。これまでは、当会が主体となって先生方へHRDP研修を行っていただけですが、これからは卒業生の先生達にもリーダーシップ、そしてイニシアチブを取ってもらい、HRDPで学んだことをを自らほかの先生達に伝える研修を各地で実施してもらいます。

 

ATAの意義や仕組みを説明した後、ATAの目指すモデル教員として、現在積極的に活動をしている4名の先生方に学校での取り組みについて報告をしてもらいました。

Myo Haung校 (ミョーハウン)

U Nay Myo Naing(ウーネイミョーナイン)

彼はHRDPの卒業生ではありませんが、ARTIC家族学校の一員です。コロナ禍で学校が閉まっていた間も自主的に図書館を開き、遠くに住む生徒たちが本を借りることができるように各村で生徒のネットワークを構築しました。困難は乗り越えることができるということを、生徒たちは彼の創造力と行動力から学んでいます。

 

 

「ARTICと協働で建設中の図書館」

Kyon Tar校(ジョンター) 

Daw Lwin May Oo(ドールインメイウー)

HRDP第7期卒業生。ARTICと協働する前とした後の変化を説明してくれました。昔は遊具がなく、タイヤを再利用して作ったものしかなかったが、遊具が来てより多くの子ども達が外で体を動かして遊べるようになったこと。清掃活動を村全体で行い、ごみ拾いも定期的にし学校だけでなく村全体を巻き込み環境改善に努めていること。学校農園を取り入れ、子ども達が自分の責任や役割を学ぶ機会を提供していることなど、様々なアイディアを取り入れ、積極的に活動をし、生徒たちのいいお手本となっています。

「ARTICによる遊具設置事業」

Thayet Kone Mayan Kone(タイェッコン マヤンコン)校 

U Swe Phyo Aung(ウースェピョーアウン)

HRDP第7期卒業生。研修で作成したAction Planを元に、清掃活動、リサイクル活動を子供たちが実践を通して学べるように実施。ペットボトルのごみを集めて椅子をつくったり、ごみの種類について学んだり、子ども達が楽しく学べる方法を取り入れています。先生たちの間でのディスカッションも取り入れ、協力体制強化にも努めています。

 

「タイェッコン マヤンコン校での清掃活動」

Shwe Bo Yay Kyaw校(シュエボーイェージョー) 

Daw Yee Mon Soe (ドーイーモンソー)

HRDP第7期卒業生。初めはモティベーションが低く、学校活動が巧く行かないことを周りのせいにしていた。しかし、HRDPに参加し、環境を変えたければまずは自分から変わることを学び、自身の成長の可能性に気づき行動を取り始め、変化が目に見えてきたと話してくれました。現在は新しい教室と遊具、そして開発プロジェクトの浄水の販売にも力を入れ、先生の行動を通して、子ども達に成功の方法を教育しています。

浄水プロジェクト

4人の先生方のプレゼンテーションから、学校での積極的な活動、そして学校、教育をより良いものにしたいという意思がとても強く伝わってきました。環境を変えたければ、まず自分から変わる。これを実践できたからこそ彼らは周りも巻き込み、様々な活動をすることができたのだと思います。他の先生達にとって、そして私を含むARTICのスタッフにとっても、とてもいい刺激だったと思います。一人ひとりが自分にできることをしっかり考え、周りと協力し、実際に行動に移す。これができるようになれば、あとは『今』に集中して前進あるのみです。コロナとクーデターにより前代未聞の困難が続いていますが、立ち止まってばかりいては前に進むことはできません。安全に配慮しながら、ミャンマー教育発展のためにできることから少しずつ前進しようという気持ちで式を終えました。

 

 

 

 

次回は、なぜ読書感想文コンクールをそしてATAを行うのかについて詳しくお伝えいたします!

 

 

 

 

 

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