農村電化事業

創業100周年を迎えたパナソニックと協働し、太陽光発電システムや照明でくらしと教育の向上貧困から抜け出すための持続可能な社会づくりを支援しています。

2018/4/1~2020/3/31

直接受益者

403世帯、ベービンセンナ高校に通う576人及び近隣6校の生徒
間接受益者

イラワジ管区の生徒及び先生数万人

 

電気にあふれる日本、無電化地域の暮らしとは?

世界には、電気の通っていない地域『無電化地域』に暮らす人々が約8億人いるといわれています。電気がない生活は私たちが想像する以上に人々の生活に影響を与えています。 ミャンマーでは人口の約41%(約二千二百万人)が無電化地域に暮らしていると報告がされています(IEA ,2018)。
有害物質
電気が通っていない地域では、人々は原始的な燃料である蒔や藁、家畜の糞など燃やして炊事や暖房、または灯として生活しています。これらの燃料を燃やすと、二酸化炭素(CO2)や有害物質が排出されます。これらは人体にも環境にも深刻な被害をもたらします。
教育への影響
夜間の勉強や読書はもちろん電気がないととても難しいですが、子ども達が勉強に時間が割けないことも大きな問題となっています。無電化地域に暮らす子ども達の多くは、一日の間に何時間も蒔集めをし、燃料を集めなければなりません。学校に行く時間が確保されず、勉強に追いつけなると学校をやめてしまします。
保健医療
夜間緊急の手当や、暗闇でのケガ予防には電気が必要不可欠です。また、無電化地域はもとより、地方農村部にあるため医療へのアクセスが制限されています。その為、日中問わず、適切な応急処置が重要になります。

農村電化事業内容

①学校の夜間授業や寮での活用

照明の活用で、子どもたちの夜間学習の時間を確保し、学力向上や読書の時間づくりが実現しました。また、寮生活をする10年生は、これまで発電機で起こした電気を使っており、その経費(軽油代その他)が毎月約13,000円掛かっていました。ソーラーサプライステーションの導入によりこの分を毎月積立で5年後のバッテリー交換用として蓄えることができるようになりました。

②収入捻出プロジェクト

ソーラーストレージを各家庭に貸し出し、徴収したリース代から収入を得る取り組みを行い、村の積立金として約60万円が集まりました。積立金はソーラーストレージの維持や学校の維持運営に使われます。また、日中に発電した電気を使ってアイスやジュースを学校近隣の1666人の生徒に販売し、その収益を農村開発の資金になりました。その他にも、積立金の一部を利用して村の自助努力による自立プロジェクトで学校建設70×30フィート2階建ての校舎建設を決定しました。収入を得たからこそ積立金が生まれ、村の開発へのモチベーションにつながっています。

③創業者松下幸之助氏の伝記出版&読書感想文コンクール開催

松下幸之助氏の伝記をミャンマー語に翻訳し、2部構成で各10,000冊を出版し、中学校・高校など約1,600箇所に配布しました。当会がプロジェクトを行う71校の学校にも配布しました。また、ミャンマーの子どもたちの心を育む機会や自分で書く力を身につけるきっかけとして、各校に配布した松下幸之助氏の本を教材にした読書感想文コンクールを2回開催しました。

松下幸之助氏の生き方から、ミャンマー人が改めて素直な心・慈悲の心を養うきっかけになりました。読書感想コンクールで最優秀賞のPanasonic賞を受賞したマウントンウィンナイン君(8年生)。「夢はお医者さんです。田舎に診療所を開いて、村人たちや僻地に暮らす人たちをケアしたい。素直な心で勉強を頑張れば、夢が叶うと信じています。」

Panasonic × ARTIC

パナソニック創業100周年記念事業として、アジア各国の無電化地域にパワーサプ
ライステーションとソーラーストレージを提供していただくというご提案をいただきました。この設備を使って、人々の自立を支援したいというパナソニックの想いを実現するために、当会がもっとも持続可能性のある村を選定しました。選定した村は学校の維持運営を行いながら村の発展のために継続的に収入を得ています。また創業100周年ということで、創業者の考えをミャンマーの子どもたちの人材育成につなげたいと考えました。現在のミャンマーは、長い間の軍政により人々のモラルや規律が殆ど無く、人々は自分さえ良ければ、或いはお金さえ儲ければ良いという心の状態です。ミャンマーは仏教国として有名ですが、最近は仏教が教える慈悲の心も非常に珍しくなりました。ミャンマーに故松下幸之助氏が生前説かれていた「素直な心」が必要な時期であると考えました。

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