わたしたちはチベットにおいて大きく分けて2つの活動を行っています。
一つはチベット国内に関する様々な支援、もうひとつはチベット国外に逃れた難民の方々に対する支援を行っています。

国内への支援

チベット語書籍出版

チベット語出版事業はインド・ダラムサラにあるチベット中央政府の教育省の中にある出版局との話し合いで進められます。出版局はチベットの独特な文化、伝統、言葉を広めると言う特別な役割をになっています。そしてそれは、各種の出版物を刊行することにより行われますが、その発行物には、チベットの大衆や子供達にアピールする、いろいろな分野の小説、民話、宗教書、文化関連の書籍、伝統関連の本、そしてチベットの民族詩等が含まれます。また、世界の偉大な文学の翻訳も行っています。

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難民への支援

家屋の改修事業

ノルゲリン難民キャンプはインド中央部に位置し、約1100人のチベット難民の方々が住んでいます。ここはデカン高原の温度差の激しい地域で、夏には気温が50℃近くまで上がり、雨期ともなれば集中豪雨も激しい所です。チベットからこの地に逃れてもうじき40年が経とうとしています。
過酷な環境のもと、泥壁と簡易な瓦で作られた家屋は老朽化し、今や崩壊の危機にあり、人々の生活を脅かしています。私たちは、この倒壊の恐れさえある家々を改修する事業を行うことにしました。

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故郷への帰省支援(チベット難民)

トゥティン村はインドの東端、アルナーチャル・プラデーシュ州の中国国境付近にある村で、最も貧しいチベット人居住区です。村は山岳地帯にあるため、自動車で行けない地域がたくさんあり、中には町から歩いて10日もかかる村すらあります。雨期になるとひどい雨が続き、土砂崩れで家屋が倒壊したり、道がなくなるような土地です。そのため、仕事も少なく、経済状況は劣悪です。このトゥティン村は貧しいため学校もありません。ダライ・ラマ法王はこの村の状況を大変気にかけられ、ダラムサラに近いチョウンタラに寄宿制の学校を設立し、トゥティン村の子ども達を受け入れています。

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飲料水供給事業

インド北部のヒマーチャル・プラデーシュ州にある「サトゥン難民居留地」は過疎化が進み、入植当時800人いた人口は300人まで減ってしまいました。居留地内にあった小学校も廃校となり、子供たちは居留地から3時間ほど離れたポンタという町の寄宿舎にあずけられ、親子離ればなれの生活を強いられています。そのサトゥン居留地で一番窮していた問題が飲み水の確保です。

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